持続化補助金
2022.02.28換気、換気、とにかく換気対策で「夜の街」のイメージに対抗しているバーの例
事例詳細
【業種】飲食業
【エリア】東京都新宿区
【社員人数】1名
持続化補助金(低感染リスク型ビジネス枠)
75万円受給額75万円
お悩み
コロナ拡大以降「夜の街」とひとくくりにされ、政治家の人気集めのターゲットとして叩かれまくったバーの店長です。
何も悪いことをしていないのに「〇〇警察」によって、「不要不急」の烙印を押されてしまいました。日本の「穢れ思想」はこんなにも恐ろしいものかと唖然としています。
しかし、こんなところでくじけるわけにはいきません。度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって、営業はガタガタになりましたが、支援金をもらいながら雌伏の時間を過ごしてきました。
店内も徹底的にコロナ対策をして「〇〇警察」がやってきたら、正々堂々追い返してやつつもりで計画を練りました。
計画には参謀が必要です。以前より、東京商工会議所新宿支部にはお世話になっていたので(マル経融資を借りたこともあります)、相談に行きました。
商工会議所が仲介して実施している「持続化補助金」というものがあり、特にコロナの影響を受けている人向けに「低感染リスク型ビジネス枠」というものが新設されたと聞きました。
バーは「夜の街」で叩かれましたが、文化の灯を消すわけにはいきません!コロナ感染リスクを下げて、正々堂々営業するためにできることをすることにしました。
低感染リスクとするためには「換気装置」「二酸化炭素測定器」が重要だと言われました。体温計や衝立はとうに用意しています。これ以上何かやるためには高額の機械を購入せざるを得ません。
合計100万円の換気装置と二酸化炭素測定器を購入しました。ここぞとばかりに、高い、品質のいいものを購入し「〇〇警察」が難癖をつけて来ても、反論できるようにしました。
持続化補助金の申請にあたっては、商工会議所の経営指導員の方のアドバイスを受けながら、事業計画や補助事業について記載し、明確に低感染リスクになることを訴えました。
結果
結果、採択率50%と言われる持続化補助金ですが、審査に通ることができました。
それ以降も度重なる時短要請や休業要請が都知事から発せられています。しかし、そんなことにくじけるわけにはいきません。
2021年秋にコロナが落ち着いた時には、前年の3倍の来客があり、2019年以前に近い状況まで回復できました。
あとは、ひたすら状況が落ち着くのを待つのみです。2022年になり、また(何度目か!?)営業ができなくなってしまいました。営業ができないのは行政の要請のためであり、しっかり給付金をもらいながら雌伏の時を過ごします。
新宿の文化の灯は消さない!目にもの見せてくれるわ!という気持ちで、持続化補助金を活用して、必ず完全復帰を果たします!
アドバイス
飲食店、特にお酒を飲むお店はコロナによって甚大な影響を受けています。「夜の街」と批判された新宿のバーですが、できることをすべてやっている印象です。
しっかり換気対策などをして、認証店になれば、休業や時短要請がない状態では、前のように営業することができます。
人の気持ちがどこまで上向くかにもよりますが、バーをサポートする補助金は、持続化補助金だけではなく、まん延防止等重点措置にかかる給付金や自治体独自の給付金もあります。各種のサポートを利用して、ポストコロナまでしのぎましょう。
そのためには商工会議所の窓口などで積極的に補助金、助成金、給付金の相談をしてみてください。コロナ対応のメニューは各種あり、上手に使えばこの局面をしのぐことができるでしょう。